夏のことわざで感じる季節の知恵と生き方

みなさんこんにちはピックアップ岩塚校の郷です。

夏といえば、暑さ・夕立・セミの声・入道雲――
昔の人たちはそんな夏の体験から、たくさんのことわざを生み出しました。

今回は、夏にまつわることわざを3つ紹介します。季節の知恵や暮らしのヒントを、少し感じてみませんか?


◆「夏炉冬扇(かろとうせん)」

意味は、「夏の囲炉裏(いろり)、冬の扇子のように、時期外れで役に立たないもの」をたとえたことわざ。

どれだけ便利な道具でも、使うタイミングを間違えると意味がありません。
夏にこたつを出しても誰も寄りつかないし、真冬にうちわを渡されても寒いだけ。

このことわざは、行動や発言も「そのときに合っているか?」を考えることが大切だよ、という教訓です。

◆「夕立は馬の背を分ける」

これは、「夏の夕立は、ごく狭い範囲にしか降らないことがある」という意味です。

片方の道はずぶ濡れ、もう片方はまったく降っていない――そんなことが本当に起こるのが夏の夕立。

このことわざは、「物事は平等に起こるとは限らない」「同じ時間を過ごしても、感じ方は人それぞれ」という深い意味で使われることもあります。
自然現象の不思議さから、人間の不公平さにも通じる、面白い表現ですね。

◆「暑さ寒さも彼岸まで」

「どんなに暑くても、秋のお彼岸(9月下旬)ごろには落ち着いてくる」という意味のことわざ。

最近は温暖化の影響で10月まで暑さが続くこともありますが、このことわざには「いつかは終わる」「辛さには終わりがある」という励ましの意味があります。

今がしんどくても、「彼岸まで」と思えば、少し気持ちが軽くなることもあるかもしれませんね。

◆ まとめ:季節とともに暮らす知恵

夏に関することわざは、ただの暑さ対策ではなく、「タイミングの大切さ」や「自然の不思議」「つらい時間を耐える力」など、いろんなことを私たちに教えてくれます。

汗をかきながら過ごす毎日でも、ことわざをひとつ思い出すだけで、ちょっとだけ心に風が吹くかもしれません。

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