東郷・日進地区では今月半ばに学年末テストがあり、その結果が続々と返ってきています。
そこで、今回はその中の成績UP事例の一部をご紹介します。
・東郷中1年:数学22点UP、理科15点UP
・日進東中1年:数学9点UP
・日進中2年:順位19位UP
・日進東中2年:理科3点UP
まだ全生徒の結果は見ていないので、これからもっと増えることを期待したいです。
……ここで「あれ?」と思われた方もいるのではないでしょうか。
最後の3点UPだけ、少し低く見えると思います。
しかし、これは載せられるものがなくて苦肉の策で載せたわけではなく、ちゃんと理由があります。
実は、今回の理科のテストは、前回の2学期末よりも平均点が5.7点下がっていました。つまり、今回は前回よりも難易度が高く、周りが軒並み点数を落とす中でこの子は点数を上げることができたのです。そのことを加味して考えれば、この3点UPは実質約9点UPに等しいということがお分かりいただけるかと思います。
このように、テストは点だけを見て一喜一憂してしまいがちですが、「平均点がどの程度上下しているか」「平均点との差がどう変わったか」というところに着目することも大切です。
例えば、単純に「中間テストで70点だったのが、期末テストでは60点だった」とだけ言うと学力が下がったように思えますが、ここに「中間テストは学年平均が80点で、期末テストでは50点だった」という情報が加わると話が変わってきます。中間テストではみんなよりもできていなかったものが、期末テストではむしろできる方になっていることになります。
となると、逆に自分の点数が上がったけど平均点も上がっているという場合は注意が必要です。自分の点が前回から5点上がったけど、平均は10点上がっていた……となったら、その科目は今一度見直しておいた方がいいでしょう。