今週も皆さん頑張りましょう!
瑞穂運動場西駅、妙音通駅、堀田駅の間にある
個別指導塾PICK UP瑞穂校の教室長戸谷です。
日本は現在OECD加盟国の中で数学が1位です。
※OECD=経済協力開発機構のことで、38か国の先進国で構成されている組織です。
なぜこれほどまでに数学が1位でいられるのでしょうか。
元をたどれば、数学と呼ばれる学問の前に「和算」と呼ばれるものがあったことをご存じでしょうか。
中国から伝わった算術をもとに日本独自で発達を遂げた「和算」というものがありました。
この和算ですが、実は欧米の数学よりも様々な定理を日本人が先に発見していた。証明していたというものがあるぐらいの学問になっていました。
今和算はなくなってしまいましたが、算数がやりやすい国のため、数学も強いと思われます。
算数がやりやすい国とはなんだ?ということですが、数字の数えやすさは世界の中でも1,2を争うぐらい楽なんです。
英語もかなり覚えやすく作ってあります。
日本は1000までを1つの塊として億や兆に上がっても1000の単位を使えばすべての数字を表すことができます。
英語は100までを1つの塊とする点が日本と異なりますが、thousand,million,billionに上がっても100の単位を使えばすべての数字を表すことができるという点では非常似ています。
今日紹介したいのが、フランスの数字の数え方です。

フランスも1~10まで11~20まで覚えたらあとは30と1、40と4というようにくっつけるだけで言えるようになるため、簡単に感じます。
ところが、数字が70を超えると変わった数え方になります。
70は60・10と表します。
71は60と11、72は60・12と数えていくのですが、
77になると60・10・7、78は60・10・8とまた違うルールが出てきます。
そして80は60+20になると思いきや・・・
なんと4・20(4×20の意味)と数字を言うのに計算が必要(フランス語を話す方は計算をしているわけではなく、表現として自然に使っていると思いますが)になるのです。
つまり84+86を表現するためにはそもそも数字を表す時点でかけ算を含めた表現を使うため、かなり計算が複雑になってしまう側面があると思います。
とても使いやすい日本語の数字に感謝をし、算数と数学の勉強を頑張ってみましょう。
こういった豆知識も授業中に話しながら、少しでも子どもたちが楽しく、そして前向きに学習できるように工夫しております。
ご興味がある方はぜひ一度体験にお越しください。